界面活性剤
第一工業製薬の原点をなす技術
一世紀を超える歳月の中で開発し、世に送り出してきた当社の界面活性剤は、ゴム、プラスチックをはじめ、色材、機械・金属、香粧品、紙・パルプ、農薬・農業資材、土木、エネルギーなど、多種多様の分野で利用されています。
当社はこれらの分野で環境に配慮した製品の開発を進めています。
アニオン界面活性剤
アニオン界面活性剤は、水中で親水基の部分がマイナスイオンに電離する界面活性剤で、家庭用の石けんや、合成洗剤、シャンプーなどの洗浄基材をはじめ、各種産業用乳化剤、洗浄剤、浸透剤など一般産業分野で幅広く使用されています。また、ポリカルボン酸型やナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物など高分子型界面活性剤は分散剤として使用されています。 当社は、ポリオキシエチレン型非イオン界面活性剤をベースとした硫酸エステル塩、リン酸エステル塩などの製品をラインアップしています。
カチオン界面活性剤
水中で界面活性剤の親水基部分がプラスイオンに電離するカチオン界面活性剤は、マイナスに荷電した固体表面に吸着し、柔軟性、帯電防止性、殺菌性などを付与します。アミン塩型や第4級アンモニウム塩型の構造に大別され、繊維の柔軟仕上げ剤、ヘアリンス剤や殺菌剤として、また、一般産業分野で帯電防止性、湿潤性、分散性を付与する助剤として使用されています。
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両性界面活性剤
両性界面活性剤は、水に溶解したときアルカリ性領域ではアニオン界面活性剤の性質を、酸性領域ではカチオン界面活性剤の性質を示します。構造によって、カルボン酸塩型やアミン酸型、ベタイン型に分類されています。中でもベタイン型は低刺激性、洗浄性、起泡性を向上させる特長があり、家庭用製品の付加価値を高めています。
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