トップメッセージ

皆さまの平素のご支援に厚くお礼申し上げます。
2020年4月から開始した中期経営計画「FELIZ 115」の最終年度が締まりました。当連結会計年度は、前期に比べて増収増益の結果となり、売上高および営業利益は過去最高を更新しました。
2023年度は電子材料用途の需要拡大や市況の回復に伴い販売数量が増加しました。また、製品値上げによる価格転嫁が進み、業績はV字回復を遂げました。2024年度には海外から安価な化学品が流入するなどのマイナス要因もありましたが、ハイエンドサーバ向け光硬化樹脂材料の需要は好調を維持し、2本目の柱とすべく新規電池材料の販売も開始しました。その結果、営業利益率は改善し、企業の成長をさらに加速させることができました。
今年4月から新たな中期経営計画「SMART 2030」が始動しました。電子・情報、環境・エネルギー、ライフ・ウェルネス、コア・マテリアルの注力分野で技術革新を推進し、社会課題の解決に寄与する製品やサービスを創出してまいります。年度標語は「付加価値を産み出す企業へ」を掲げて、変革への強い意志を表明しました。「ユニ・トップ」「サステナビリティ」「チャレンジ」の3つをキーワードに、新たな企業価値を創造します。
戦略的な取り組みとして、研究開発・事業体制の整備と競争力強化、人事制度改革と企業文化の変革、ライフサイエンス事業の収益化と市場拡大を推進します。これにより、新規事業の早期収益化を実現し、当初計画を前倒しすることをめざします。
株主の皆さまへ
当社は、化学メーカーとして研究開発型企業を志し、お客様のニーズに応え、総合提案力で選ばれる企業となることを目標としています。また、新中計「SMART 2030」達成に向け、「こたえる、化学。」を追求してまいります。より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長