中期経営計画
「FELIZ 115」要旨
中期経営計画「FELIZ 115」の位置付け
2020年4月から向こう5年間の中期経営計画「FELIZ 115」は、2030年の社会環境を見据え、来る100年に存続する変革実行を骨子としています。世界的に不確実性は高まりますが、米国を軸に経済は安定して成⾧すると見ました。
当社の社是、「産業を通じて、国家・社会に貢献する」は、永遠です。
2030年に目指す企業像を視野に、SDGsから選んだ5つの目標に注力します。
中期経営計画「FELIZ 115」の概要
マーク
FELIZ
幸福の意味を持つスペイン語。全てのステークホルダーに幸福を与える企業でありたいことから「FELIZ」としました。FELIZを頭文字とする英単語で、本計画の5つのテーマを掲げます。
F=FUTURE(未来)
E=ENVIRONMENT(環境)
L=LIFE(生命)
I=INNOVATION(革新)
Z=Z・FLAG(挑戦)
115
本計画の最終年の2025年に迎える115周年に向けた計画を表しています。
基本方針
- 1. 本計画では、アクチャルの質的充実、ネクストの拡大増強、ドリームの開発・育成を図ります。
- 2. 計画的設備投資の結果である総資産を最大活用し、年間売上高に匹敵する総資産回転率0.88回を目標とします。製品別管理と並行して、顧客別のマーケティングを強化します。
- 3. 営業、研究、生産、管理の本部制を敷き、経営資源の最適配分を行います。貢献に報いる業績評価体系により、社員幸福度経営を継続します。企業を取り巻く4つのステークホルダーの期待に応え、企業価値を高めます。
社員 | 株主 | 顧客 | 社会 | |
---|---|---|---|---|
F(FUTURE)未来 | 自分で創る | PBR=ROE×PER | 互恵パートナー | 人かAIか |
E(ENVIRONMENT)環境 | 貢献対応の分配 | ESG経営 | C to Bの物流 | 適者生存 |
L(LIFE)生命 | 健康第一 | 長寿銘柄 | ヘルス・ケア | 人生百歳 |
I(INNOVATION)革新 | 電光石火 | 時価総額500億円以上 | 販売新モデル | 5Gライフ |
Z(Z・FLAG)挑戦 | 行動に変化を | 最高益更新 | 開発志向 | 幸福時代 |
行動戦略
- 1. SDGsの5目標(3・7・9・12・17)、ESG経営目標を設定し、「工業用薬剤の首位」を維持します。
- 2. 電子・情報、環境・エネルギー分野での収益拡大と、ライフサイエンス分野での事業育成のために経営資源を集中投入します。
- 3. マーケティング戦略の抜本的変革により事業化成功率を高め、開発の期間を短縮します。
重点施策
- 1. 貢献しない事業からの撤退を、初年度、二年度に実施します。
- 2. 霞工場ほか、先行投資した事業の早期刈り取りを行います。
- 3. 業績評価・報酬制度の改定を行い、貢献に応える体制を整えます。
経営目標
(連結:億円) | 2020年3月期 実績 | 2025年3月期 目標値 |
---|---|---|
売上高 | 614 | 700 |
営業利益 | 41 | 45 |
営業利益率 | 6.8% | 6.4% |
総資産回転率 | 0.78回 | 0.88回 |
設備投資額 | 61 | 144 (5年累計) |
ROE | 6.4% | 7.3% |
説明等
- 1. 売上高、総資産共に増減のない業績低迷の期間が約30年間続きました。21世紀から体質改善に取り組み、2008年9月のリーマンショックが底となりました。四日市合成社の完全子会社化、新工場用地購入、新設備着工に取り組みました。2015年4月から2020年3月の「REACT1000」計画初めに建設した新工場の製造品収益が全体の5割を占めるに至りました。
- 2. 「REACT1000」計画で「REACTマトリクス」として掲げた4つのステークホルダーとの関係を示す20項目のスローガンは、全て着手しました。「FELIZ 115」計画の初年度、二年度で不採算事業の改善、また、撤退を行い、三、四、五年度に投下資金の回収を高めROICの向上に努めます。次の5年間に未来づくりの幸福度経営を実践します。
中期経営計画「FELIZ 115」の修正に関するお知らせ(2023年6月12日)[PDF:390KB]
中期経営計画「FELIZ 115」の修正について(2023年6月12日)[PDF:1.27MB]
中期経営計画「FELIZ 115」CEOメッセージ(2020年3月23日)[PDF:1.44MB]
中期経営計画「FELIZ 115」要旨(2020年1月30日)[PDF:1.12MB]
中期経営計画説明資料[PDF:1.26MB]