研究開発
無溶剤で低粘度のUV硬化樹脂 多官能アクリレートモノマー
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紫外線(UV)硬化樹脂材料は熱硬化樹脂材料と比較して、『省資源、省スペース、廃棄物抑制、常温硬化(室温硬化)、高生産性』などの特長を持つ環境に優しい材料です。これら特長を生かして、電子部品、光学フィルム、印刷インキ、塗料・塗装用コーティング剤をはじめ、さまざまな特殊用途分野で幅広く利用されています。
UV硬化樹脂材料の中でも光硬化性の高い多官能モノマーは、優れた機械物性を持つ硬化膜が得られるため幅広く使用されています。一方、汎用的な多官能モノマーは粘度が高いため、実際に使用される際は有機溶剤や低粘度のモノマーで希釈されることが多いです。有機溶剤を使用する場合、乾燥時にVOC(揮発性有機化合物)が問題となります。また低粘度のモノマーを使用する場合は、硬化膜の機械物性が著しく低下する懸念があります。
MFシリーズは、光反応性が高い特徴もあります。図2はUVレオメーターで光照射時の複素粘度の挙動を確認したものです。ニューフロンティアMFシリーズは汎用的な多官能アクリレートモノマーと比べて光照射時の複素粘度の上がり方が早く、瞬時に光硬化していることが分かります。この特徴からレジスト用途への応用展開が期待されます。より低エネルギーで硬化させても十分な機械特性を持つ硬化膜が得られることが期待できるため、省エネルギー化への貢献も期待できます。
Photocuring conditions : High pressure mercury lamp(365nm),
10mW/cm2×60s (under air atmosphere)
















